ムルルンソフト

オンライン対戦アクション + ローグライクMOアクション


異能マスカレイドDW

シンの記憶 – あらすじ

ゲームパッド: L1/R1でページ切替、 L2で最下部、R2で先頭へ

-千里眼の少年-

透視と解析、二つの異能を併せ持って生まれた少年。この世界ではごくまれに"異能者"と呼ばれる特殊な能力を持つ者が生まれる。しかし彼らが正しく理解されることは難しく、多くの場合、家庭に悲劇的な軋轢をもたらし、親子の運命さえ狂わせてしまう。

だが、彼の場合は違った。父は表向きジャーナリストでありながら、実際には悪魔討伐を目的とする世界的な民間組織「エグゼシスタ」の幹部であり、母もまた同組織の構成員であった。そのため、少年の力は歓迎され、彼は幼少期から組織の一員として戦闘訓練を受けて育った。

表向きは普通の私立の学校に通う少年は、己を取り巻く環境と周囲の同級生たちとのズレに苦悩し始める。

そんなある日、日頃の訓練の疲れから授業中にうたた寝をしてしまった彼は、無意識で透視の能力を発動する。視えたのは、どこかの大学の研究室らしき場所。そこでは、この世のものとは思えぬほど整った顔立ちの少女が、真剣に研究論文へ目を通していた。彼女が気になった少年は、さらに解析の能力で、彼女の脳内に広がる景色をわずかに読み取ってしまう。

――澄み渡る空、柔らかに降り注ぐ金色の光。純白の雲海にそびえる壮大な黄金の城、美しい庭園と清らかな泉。まるで時間が止まったかのような、永遠の美を湛えた世界だった。

その光景は強烈な印象となって彼の心に焼き付き、そして少年は成長していく。

彼が高校生となった頃、世間を震撼させる事件が起こる。ホッケーマスクを被った殺人鬼が、まるでワープするかのように各地に突如現れては、凄惨な殺戮を繰り広げていたのだ。その傍らには「シャドウミンクス」系列の悪魔が付き従い、殺人鬼に力を与え、そそのかしていると見られていた。

悪魔関連の事件としてこの事態を重く見たエグゼシスタと、殺人鬼率いる悪魔たちとの決戦が始まる。しかしその戦いの直前、少年はあえて殺人鬼の男と接触を試みる。かつて垣間見た光の世界が忘れられなかった彼は、たとえ悪魔を通じてでも、その世界に至る手がかりを求めていたのだ。

少年は悪魔からある情報を得る。――「ごく幼い子供を除けば、人間が生きたまま異世界へ行くことはできない」。

やがて迎えた決戦。凄惨な戦いの中で、殺人鬼と共に彼の家族は命を落とした。悪魔たちを仇と定めた少年は、ただ一本のナイフを握りしめ、悪魔の群れへと突撃していった――。

---------------ページTOPへ---------------


気になったらウィッシュリストに追加してね
Steam 💻    Android 📱    iOS 🍎


異能者たちの記憶 TOP
タカの記憶 – 酩酊する殺人鬼(完)
マヤの記憶 – デビルサマナー
シンの記憶 – 千里眼の少年(完)
アイの記憶 – 炎の少女(完)
タカの記憶 – 酩酊する殺人鬼 – あらすじ
シンの記憶 – 千里眼の少年 – あらすじ
アイの記憶 – 炎の少女 – あらすじ
ページTOPへ
このページの更新は不定期です